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巽堂だより No.3(お肌プルプル編)

アンチエイジング 病気にならない秘訣

☆お肌をプルプルにしよう

甘いモノは女性にとって「別腹」とはよく言ったもので、ディナー後、満腹かと思いきや「そろそろデザート」などと言いながら、びっくりするくらいスイーツを食べる方がいます。

そんな生クリームたっぷりのケーキや、バターたっぷりのタルトなど、スイーツの誘惑はダイエットの宿敵。 その点、カロリーを気にする方にも安心して食べられるお菓子の代表といえばゼリーです。 ゼリーを固めるために使われるゼラチンは100gで338キロカロリーと低カロリー。

そんなダイエット味方、ゼリーにはほかにもうれしい美容効果があるのです。肌のハリやツヤを保つ成分としてよく耳にする「コラーゲン」。 これを原料とし熱を加え、水に溶かしたものがゼラチンです。 コラーゲンは動物や魚の皮膚や骨に含まれる繊維状のたんぱく質で、細胞を活性化し、新陳代謝を促します。

年をとるとともに人間の体内に含まれるコラーゲンは固くなり、保水性・弾力性がなくなってきます。これが、シワやたるみの原因。 体内で作られるコラーゲンは年齢とともに減っていくため、新陳代謝を促進し、若々しさを保つためにも、外からのコラーゲン補給が必要になるのです。 ゼラチンを固めたゼリーはたんぱく質の塊です。イチゴやミカンなど、果物が入ったものを食べればビタミン摂取も期待できます。

ゼラチン以外でゼリー作りによく使われるものに寒天やコンニャク(グルコマンナ|ン)がありますが、これらの美容効果はどうなのでしょうか。 和菓子にも多く使われる寒天やコン立ャクは、食物繊維を多く含むのが特徴で「寒天ダイエット」なるものが流行ったり、コンニャクに含まれるグルコマンナンは水分を含むと膨張することから少量でも満腹感を得られます。夜更けに甘いものが食べたくなったら、迷わずゼリーを選びましょう。

☆美容保持のシンデレラタイム

皆さんはシンデレラタイムと呼ばれる、午後10時から午前2時の時間帯をご存知でしょうか。 この時間帯は、細胞の再生活動を促してくれる成長ホルモンが生体リズムの関係で最も分泌されやすいのです。

また、このホルモンは眠りが深いノンレム睡眠に多く分泌されるため、美しいお肌のためには、この時間帯で熟睡している必要があります。 ちなみに眠りが浅いのはレム睡眠といい、夢をよく見ます。 また、よい睡眠のために一番必要なのは、眠る前の気持ちをポジティブにすること。 嫌なことがあった日でも、気持ちをリセットしてから眠ることが必要で、ハッピーな気持ちで眠ると成長ホルモンがたくさん出ると言われています。 成長ホルモンを多く出すことが美肌にいいのです。 気持ちを明るくする音楽や香りなど、自分にあったグッズを用意するとよいでしょう。

とにかく嫌なことは忘れて、リラックスしてぐっすり眠るのが美容と健康の秘訣です。 午後10時というと大人がベッドに入るには少し早いかもしれません。 しかし早寝早起きの規則正しい生活習慣も美しい肌を保つための一つのポイントですので、できれば心がけたいものです。

やるべきことがある場合は早起きしてやったほうが断然時間を有効に使えます。 美しい肌の第一歩は生活のリズムを整えることから始まるかもしれません。 健康によいとされる夕食の時間帯は、遅くても寝る前の3時間前ですので、午後10時に寝るためには、午後7時には食事を終わらせておく必要があります。

ストレスも美しい肌の敵ですので、リラックスするためには、ゆっくりとお風呂に入って疲れをとることも大事。 食事から計算して早め早めの行動をしましょう。

免疫医学研究会 2010年11月号より

更新日:2015.11.06

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