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鍼灸祭

毎年5月の第3日曜日は、代々木公園のタイフェスが賑わいますよね。タイ料理の香辛料の香り暑い日差しとタイビール。たまりませんね!!匂いだけでご飯おかわり出来ます。お茶碗とお米だけ持って行こうかと思っていた新井芙美法です。

しかし、毎年5月の第3日曜日は、御茶ノ水駅近くにある湯島聖堂にて「鍼灸祭」があるのです。甲乙つけがたい選択ですが、もちろん迷うことなく「鍼灸祭」へ行ってきました!!

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少々「鍼灸祭」の説明を。。。

昭和40年から50年まで20年間にわたって4世鍼師神部源蔵氏の発案と世話人尽力により浅草の伝法院で行われていた“はり灸まつり”の意思を継承し、復活させたものです。20年間開催された“はり灸まつり”は昭和59年に閉じられて以来、すでに15年を経過しておりましたが、平成12年より復活されました。

 また鍼灸祭は日本のすべての鍼灸の団体が協力して、流派や学派の相違を置いて鍼灸の発揚のための集まりを持ち、鍼灸を創生した先達への祭礼、鍼灸関係物故者の慰霊をとり行い、鍼と艾への感謝をすると同時に、各学派・流派の学術講演などを行い、広く親睦を深めつつ鍼灸の啓蒙普及に努める会でもあります。

というようなイベントです。鍼灸関係者以外の方にはなかなか分かりづらい事が多いかとは思います。。。

 

日本の鍼灸師はそれぞれの流派がありますが、それぞれの考え方や手技があり、なかなか統一された鍼灸治療は難しいとされています。しかし、このような「鍼灸」という素晴らしい医学を広めた先人たちに素直に感謝をすることが出来る会に出席すると、なんだか心が洗われるような気持ちになります。

講演内容は毎年さまざまですが、それぞれの流派を理解しようという心構えを持っているとあらゆる発見があったりします。どのような鍼灸師も相手にするのは、「人間」なのですからね。(獣医さんの資格があれば鍼灸をする相手も変わるかもしれません。)

今回は講演会の後に行われる懇親会にはわけあって出席できませんでしたが、来年こそはおいしいお酒を飲みながら、様々な鍼灸師さんとお話しできるみたいなので参加したいものです。(そんなにお酒は強くはないですが…笑)

 

ではまた。皆さんお体にお気を付けてお過ごしくださいませ。

更新日:2016.05.17

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