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冬でも夏でも冷え対策!~『白湯』のおはなし~

みなさんこんばんは。
 
巽堂新井はり灸院スタッフ、ブログには初登場の松瀬 弘典(まつせ ひろのり)です。
私たち治療家は常に健康に気を配り、いつでも万全な状態でいられるようにしています。
それでは本日は、私が毎日実践している健康法…
『白湯』!!
について話していきたいと思います。
今更聞けない…白湯ってなに?
白湯とは、水を温めただけのお湯のことを言います。お水さえあれば誰でも作れる簡単な健康法です。
ご家庭の水道水で作っていただいて大丈夫です。
日本の水道水は問題なく飲めるという基準でつくられていますが、もしカルキなどが気になるという方は、浄水器があるとより安心して飲めます。
もちろんミネラルウォーターで作っても大丈夫です。
ミネラルウォーターには、硬水、軟水ありますが、日本人の体質には軟水が合っているようなので、ミネラルウォーターは軟水を選んで白湯を作りましょう。
どうやって作るの?
水道水で白湯を作る方法は、やかんに水道水を入れて強火で沸騰させます。この時やかんのふたは開けておきます。
水道水の中には発癌部質トリハロメタンが微量ながら含まれており、沸騰直後のトリハロメタンの数値は数倍になると言われています。
なので、沸騰後さらに15分〜20分弱火で沸騰させ続けると、トリハロメタンを気化させほとんど除去することが出来ます。
そのあと50度ぐらいまで冷ますとできあがります。この50度ぐらい体温より少し高めで飲むことが大事です。この温度より高すぎたり低すぎたりすると、かえって体に負担がかかってしまいます。 
量は?時間は?飲み方はどうしたらいいの?
白湯は、朝起きてすぐ一杯(200ml程度)。ゴクゴクと一気に飲みたいところですが、ゆっくり10分ほどかけて飲むのがオススメです。
朝はまだ内臓はしっかり動いていないです。すごい勢いで温かい水が来ると内臓はビックリしてしまい、かえって負担がかかります。
ゆっくりと飲んで優しく内臓まで温め、ドロドロした悪い血液や腸内の老廃物をデトックスしてあげます。
忙しい朝ですが、内臓を温めて体内を綺麗に、気持ちもサッパリ、元気ハツラツになりましょう。 
どのような効果があるの?
冬などの寒い時期はもちろん、暑い時期もクーラーなどでも身体が冷えてしまいます。なので冷え対策は24時間365日大切です。
季節や天候などによって身体は環境に合わせようと代謝をコントロールするのに大忙しです。環境に合わせることが出来ないと、疲れが取れにくかったり、だるくなったりしてきます。
そんな時、白湯を飲むと事により様々な効果があります。
血液の循環が良くなり基礎代謝が上がり1度の体温が上がるだけで30パーセントも免疫力アップができると考えられています。
また内臓器官が活発になり胃腸の調子を助けて消化やお通じなどのトラブルを改善してくれます。
最近お肌の調子がイマイチ…
お腹や背中にお肉が…
なんてお悩みにも役に立ってくれます。
注意点は何かありますか?
ここまで聞くと『白湯』はものすごい効果がありますが、リスクももちろんあります。
まず、飲み過ぎには注意しましょう。
150ml~200mlを朝起床後・食後・夜など、1日に数回わけて飲み、白湯は合計800ml程度までにとどめることをおススメします。
白湯を飲むと、「消化力が上がり胃腸を浄化し毒素を排除してくれる。」とよく言われる通り、内臓を温めて体の老廃物をデトックスしてくれる効果があります。
しかし、白湯の一気飲みや必要以上に飲む事は、もちろん水の吸収率が上がるので、飲みすぎると内臓に、特に腎臓の負担がかかってしまいます。
また、必要な栄養素までデトックスしてしまう恐れがあります。
まとめ
どんな健康法も治療にも言える事ですが「過ぎる」のは身体に負担が掛かってしまいよくありません。
何事もほどほどが大切で、「少し足らないかな?」くらいでいいと思います。
というわけで
「冷え」は現代人のたくさんの人が抱える悩みになっています。
是非、皆さんも『白湯』で少しでも身体や内臓を温めて、毎日が元気に過ごせるようないい方向にいくようにしていきましょう。
私も患者さんに万全な状態でいられるように努めていきたいと思います。
ありがとうございました。

更新日:2018.04.14

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