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こんな症状でお悩みの方へ

肩こりと鍼灸

肩こりの原因を的確に知ることが大切!

肩こりでお悩みの方は多いのではないでしょうか? 肩こりは、「日本人の国民病」と言われるほど多く、全人口の4分の1にあたる、約3000万人が肩こりで悩んでいます。 実際、当院にも肩こりで来院される方は大変多くいらっしゃいます。 肩こりも症状が重くなると、毎日がつらくなるものです。 肩こりの原因は2つ! 肩こりと言っても、その原因にはいろいろあります。大きく分けますと、

  1. 肉体的なことから起きる肩こり
  2. 精神的なストレスから起こる肩こりの

2つがあります。

1.肉体的なことから起きる肩こり

バランスの悪い身体の使い方が原因で起こる肩こり 例えば・・・

  • 長時間にわたるPCやスマートホンの使用
  • 同じ姿勢でのデスクワーク
  • 机と椅子のバランスが悪い
  • 体の同じ側にショルダーバッグをさげている
  • 長時間冷房の効いたオフィスでの作業

など、身体をつい酷使してしまうことが原因になった肩こりがあります。 これら、バランスの悪い身体の使い方が原因で起こる肩こりを、当院で行っている東洋医学で診断しますと、「気(き)・血(けつ)・津(しん)液(えき)の過不足」が原因で起こる場合が多いのです。 この「気(き)・血(けつ)・津(しん)液(えき)の過不足」とは、気の流れがスムーズではなく、その結果、血・津液の流れも悪くなり、のぼせ症状、つまり熱が上半身に上がってしまっている状態になります。

また、冷房の効いた部屋で長時間作業をしていると足が冷えてきます。すると頭に気が上り、肩こりが起きてしまうのです。肩こりだけはなく、頭痛、眼精疲労、めまい、難聴、耳鳴り、肩胛骨内縁のこりなど、いろいろな症状が出てしまうのです。

2.精神的なストレスが原因の肩こり

不安、精神的なお悩み、つまり精神的なストレスからも肩こりは起こります。 不安や悩みをかかえてしまうと、からだの中の気の巡りが滞り、それにより、血、津液も滞りを起こし、肩こりが起こってしまうのです。 肩こりと言っても、この2つの原因のどちらなのかを見極め、正しく治療することが大切です。

「頭寒足熱」が大切!

「頭寒足熱」と言う言葉のとおり、いつも頭がサッパリしていて足がポカポカしているのが、健康の状態なのですが、肩こりの2つの原因によって、全く反対の状態=頭がのぼせ、足が冷えてしまう状態、になってしまうのです。 特に、若い女性に、この症状が多くみられます。足が冷え、頭がのぼせる、といった、「のぼせ症状」で、気血津液がスムーズに流れずに滞ってしまい、肩こりや頭痛が起こってしまうのです。

このように東洋医学的に診ていきますと、肩こりになってしまう原因には、いろいろあるのです。まず、肩こりのもとを突き止め、それを治療することが大切です。 当院では、脈診によって、肩こりの原因を把握し、身体の正しい場所に鍼とお灸をすることで、肩こりを治すことができます。

腰痛の治療

鍼灸治療は、「肩こりと腰痛」に効く! とよく言われています。 当院にも多くの腰痛に悩まれた患者さんが来院されています。 もちろん肩こりと腰痛にも大変効果がありますが・・・

まずは腰痛からお話ししてみましょう。

一口に腰痛といっても、腰痛の種類にはいろいろあります。 腰痛には、次のような原因が考えられます。

  1. 筋肉疲労による慢性の腰痛症
  2. ぎっくり腰(急性腰痛症)
  3. 椎間板ヘルニア・分離症・すべり症・狭窄症・圧迫骨折後(器質的な変化を伴うもの)大体の原因は上記になります。

では、1.筋肉疲労による慢性の腰痛症は、原因を聞いても中々思い当たる、さしたる原因がない場合が多いのですが、朝起きて身体がこわばっている。腰の部分は特に固まっている。などの訴えで来院される場合です。 原因が筋肉のこわばりにありますので、多くは腰部の筋肉を潤して、しなやかに致します。これには、肝臓に貯蔵されている血液は、特に筋肉と筋を潤してしなやかにしていく働きがあります。

鍼灸治療によって、肝臓の持つ働きを最大限に引き出して筋肉や筋へアプローチ致します。

2.ぎっくり腰(急性腰痛症)では、発症する原因になる事柄の多くは、日頃の生活では行われない力仕事をした後や、極端に冷やしたとか、長時間風に当たったなどが考えられます。 これらの場合の多くは、冷やしたことが原因で起こります。もう少し言えば下半身を冷やすことになるのです。

また、身体の中でも熱は上に昇り、冷えは下に降るという性格を持っています。身体の中のバランスを崩すことによって起こります。日常生活の中で五臓六腑(内臓)の個々の持つ働き(生理作用)の乱れから起きる場合が少なくないのです。

3.椎間板ヘルニア・分離症・すべり症・狭窄症・圧迫骨折後(器質的な変化を伴うもの)多くの場合は、外からの大きな力によって起こる場合が多いのです。

具体的には、重いものを頑張って持った後や、衝撃的な力が加わった時に起こります。転倒した、高いところから落ちたなどや、しりもちをついた。また加齢により骨がもろくなっている所へちょっとした刺激がきっかけとなり場合などです。

また日常生活の中で、日頃より姿勢が悪く長時間ある箇所に負担をかけている場合などです。 鍼灸治療は、これらの病症を快方へ導いていけます。 どうぞ思い当たる症状のある場合はお気軽にご相談ください。

生理痛と鍼灸

生理痛にも効果のある鍼灸!

女性の特有の悩みに、多くの女性が経験する症状の一つに生理痛があります。 生理痛の重い方になると、生理中に全く動けず、外出も出来ない場合もあります。 実際、多くの女性が生理前から鎮痛剤やピルを使用し、大変な思いをされて、生理前後の症状に悩んでいます。 毎月の生理痛が軽くなったら、どれほど楽に過ごせるだろう、と感じていらっしゃる女性の方も多いのではないでしょうか。

当院にも生理痛に悩まされて、来院される女性の方が多くいらっしゃいます。そして、実際、鍼灸が生理痛に効果があると体感されています。

鍼灸で身体全体のエネルギーを整えることが大切!

当院が行っている鍼灸の基礎である「古典鍼灸の医学書」の中に、生理中に身体のバランス(気血津液のバランス)を整えることで、毎月の辛さを少しでも楽に出来る方法が記されています。また「気血津液」という身体の流れをスムーズにすることで、生理痛の大半が解消されることも書かれています。 つまり、この「気血津液」を鍼灸で整えることができるのです。「気血津液」を整えると、生理痛がとても楽になり、毎月の生理をスムーズに迎えることができるようになるのです。

「気血津液」とは身体全体のエネルギーを司る大切な流れです。

女性の生理に伴う症状は、頭痛、肩こり、吐きけ、下腹部痛、腰痛、冷え、怠さ、眠気、不正出血など様々です。仕事や対人関係のストレスから、ホルモンバランスが影響を受けてしまい、生理のときの症状が悪くなることもあります。

色々なストレスから「気の巡り」を落としてしまうのです。その結果、多くの症状が起きてしまいます。 「気の巡り」が落ちると「血の巡り」も悪くなり、下半身のむくみ、冷えを生じてしまいます。血液中の津液不足で血熱を持ちますと瘀(お)血(けつ)を形成します。瘀血が形成しますと、長期にわたり骨盤内臓器の流れが悪くなり、多くの症状を発症しかねないのです。

このような時に、当院では生理痛や生理に伴う様々な症状を、薬に頼らず楽にする方法で治療をします。そのためには、脈診を正しく行い、身体の状態を見極めることが大切になるのです。 毎日お灸をする必要のある患者さんであれば、お灸の方法を指導いたします。 どうぞ安心して何でもご相談ください。

鍼とお灸の豆知識

気(き)

中国古代の気の思想から発する用語です。気は目には見えないが様々な作用を持つエネルギーの事を言い、臓腑や組織を活動させたり、温めたり、守ったりするものです。一説には森羅万象の構成要素の最小単位である、という言い方もあります。

血(けつ)

一般的な血液と同じです。漢方医学的には血は栄養分に富んだ成分である営気と、津液から成り立っています。氣と共に全身を流れ、臓腑や組織を養います。精神活動を支える物質でもあります。

津液(しんえき)

体内における各種の生理的な水液の総称で、人体を潤す水液のことで、血の中の重要な成分でもあります。臓腑・組織・器官に内在する液体および生理的な分泌物をさします。

風邪と鍼灸

風邪をひいたら鍼灸を受けてみよう!

風邪が鍼灸で治るの?と思われる方もいらっしゃると思います。
実際、当院には風邪によって来院される方が沢山おられ、その効果を体感されています。 また、別の症状で鍼灸を受けたにもかかわらず、風邪の症状が早く治られたことをきっかけに、「風邪には鍼灸が効く!」と判断されて来院される方が多くいらっしゃいます。

当院では、毎年の風邪のタイプを脈状(脈の状態)から、じっくり観察し、治す方法を見極め、治療します。その結果、風邪の治療がたちどころに快方に向かうのです。

そもそも、風邪の正体とは何でしょうか。

風邪の原因の多くが複数のウイルス感染です。症状は、「風邪症候群」と言われますが、微熱、頭痛、発熱、悪寒、鼻汁の過分泌、咽頭痛、咳、声枯、食欲不振、下痢、嘔吐などです。 残念ながら、ウイルスには効く薬がありません。市販の風邪薬などは、かえって副作用が強くでる場合さえあります。

鍼灸治療を受けると、免疫機能が高まり、ウイルスが死滅し健康が回復するのです。この仕組みは、もともと身体に備わっている能力なのです。鍼灸でもともとあるこの能力を回復することができるのです。

早く風邪を治すコツ!

そんな時の自宅での過ごし方に秘密があります。

  1. まずは水分補給。汗をかきますので十分な水分補給が大切です。
  2. お腹がすいてなければ無理に食べない。食べるにしてもなるべく暖かい消化の良いものを少なめに・・・・・
  3. 暖かくして十分な睡眠を捕る。

※鍼灸を受ける事によって生命力を強化して、お体に備わっている自然治癒力が最大限に発揮され、その結果風邪症状は解放へと向かい、健康へと導かれていくのです。

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